道コン小学生英語の結果から考える①
毎年、当塾でも受験している北海道学力コンクールですが、 今年度から小学生も英語のテストが実施されることになりました。 小学生の英語教育と言えば、 昨年末から新年度が始まるまでは、 『新指導要領の教科書』や『英語の教科化』など、 いろいろと注目を浴びていたのですが・・・ 今はほとんど騒がれていませんね。 小学校での実情はどのようになっているのでしょうか? 今回の学力コンクールの小6の英語の平均点は、50.1点でした。 この点数が高いのか、低いのか他の科目と比較すると、 国語 61.4点 算数 61.6点 社会 71.8点 理科 63.4点 というわけで、他の科目と比較するとかなり低いですね。 今回のテストの配点を単元別にみると、 リスニングが全体の6割。 リーディング・ライティングが4割となっています。 ちなみにリスニングにかかる時間は15分間で、 30分の試験時間のうちの半分を占めています。 配点や所要時間をみるだけでも、 リスニングが重要視されているということがわかります。 逆に言うと、『リーディング』『ライティング』については、 力を入れていないと捉えることもできます。 小学生用の英語のテストがどのようなものになるのかずっと気になっていたので、 今回の道コンの出題内容を確認して、 「なるほど」と納得する部分も多くありました。 そして、今回道コンを受験した1800名以上の6年生の結果をみて、 小学校での英語教育について、もっと深く考えなくてはいけない、 と改めて感じました。 次回に続きます。