余市町のH30年全国学力テスト~質問調査編~


しつこく書いてしまった「全国学力テスト」についての記事も、多分今年度はこれが最後になります(笑)
思えば、昨年末に『余市町の結果を知りたい』と思って
余市町のホームページや北海道教育委員会のサイトを探し回ったのですが、結局見つからず・・・
「他の市町村は、載っているのになぜ余市はない?」と疑問に感じたのが始まりでした。
その後、教育員会に問い合わせたりもしましたが、結局昨年度と同様になってしまったのが残念です。

最後に、児童生徒に行ったアンケート調査の結果です。

なんと・・・これは、「数値」を発表しています。

主に『家庭での取り組み』に関係のある項目だから、具体的な数値の発表もOKというかことでしょうか・・・。
以前、小学校からもらった学校別の結果公表でも、アンケートの結果についてはバッチリ数字で表されていました。
中には、「自分には良いところがあると思うか」「人の役に立つ人間になりたいと思うか」など、子どもたちの内面に迫るような質問もあったので、こちらの方が繊細に取り扱わなければならないのでは?と感じてしまう質問もあったのですが。

主な結果について
余市町内と全国の結果の差が大きい項目は以下の2つです。

●自分にはよいところがあると思う。
 小学生 29.5%  (全国41.2%)  
 中学生 16.8%  (全国33.7%)

●学校の授業以外に平日1日あたり1時間以上勉強をする。
(学習塾や家庭教師に教わる時間も含む)
 小学生 65.9%  (全国66.2%)
 中学生 56.8%  (全国70.6%)

ちなみに、調査結果に掲載されていたのは、9つの質問についてのみでしたが、
子どもたちは全部で92問のアンケートに答えたそうです!

改善策の中にも書かれていましたが、一番驚くべき点は
平日に1時間以上勉強をすると答えた生徒の割合は、
小学校では全国平均とほぼ差がないにも関わらず、中学校では大幅に下回っている点です。
また、余市町内では、中学生は小学生よりも勉強時間が少ないということが数字でも示されています。
中学生の学習内容は、当然小学生よりも分量も多く内容も難しくなっていますにもかかわらず、なぜ、このような逆転現象が起きるのでしょうか?

今回の調査結果を受けて、余市町が示した改善策は、以下の通りです。

「学校においては、学習規律の徹底と学習環境の整備、基礎基本の確実な定着と授業力の向上を図り、家庭での取り組みとして、親子間での携帯電話やインターネット利用のルールを作るこやノーゲームデイの定着により家庭学習の習慣化に向けた取り組みを行っていく。」

はい。以上です。

前の記事もお読みください。
「余市町の全国学力テスト~テスト結果編~」


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