余市町のH30年全国学力テスト~テスト結果編~

4月に行われた全国学力テストの余市町内の結果がやっと発表されました。
発表された内容は以下の通りです。

①結果の概要  全国の平均正答率と比較した余市町全体の状況

■小学校
国語A➡下回っている  国語B➡下回っている
算数A➡下回っている  算数B➡下回っている
理 科➡下回っている 

■中学校
国語A➡下回っている  国語B➡下回っている
算数A➡下回っている  算数B➡下回っている
理 科➡下回っている

下回っているとは、平均より3ポイント以下の正答率の場合を指すそうです。
-3ポイントでも、-5ポイントでも、-10ポイントでも同じ表記になるので
結局のところ、「平均より下」という以外はよくわかりません。

②教科ごとの結果及び改善策(抜粋)

■中学校数学について
・「数と式」「図形」「関数」は全国平均との差が大きい。
・基礎的な問題の取りこぼしがある。
・記述式の問題については、無解答の生徒が多く苦手としている傾向がある。
     ↓
改善策「問題文をしっかりと読み、途中まででもしっかり書くという指導を行う。」

■小学校国語について
・質問の意図を明確にとらえることができず、無回答率の高い問題がる。
     ↓
改善策「文章を読んで筆者の伝えたいことを理解し、要約する力の育成をはかる。」


以前問い合わせた際にも言われていましたが、学力テストの結果については、
数値的な発表は一切ありませんでした。
全道の大多数の市町村が公表している「全道・全国との比較」のグラフもありません。
町内の子どもたちの弱点がどの単元なのかが一目瞭然でわかるレーダーチャートもありません。
「言葉」で書かれた内容から、町内の子どもたちの学力の現状を知ることはとても難しい作業です。

この結果報告書のプリントを子どもが学校から持って帰ってきた数日後に、同じものが回覧板で回ってきました。
該当学年以外の家庭に対しても学校から配布があったのかどうかはわかりませんが、
北海道教育委員会のホームページからいつでも結果の詳細を見ることができる道内の大多数の市町村と比較すると、今回の公表の仕方が適正なのか疑問に感じてしまします。

学校間の格差や過度な競争を生まないように、また、子どもたちの気持ちを配慮して、このような発表を続けているようですが、この表記の方がよっぽど傷つくのでは?


次の記事もお読みください。
「余市町のH30年全国学力テスト~質問調査編~」

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