重たい鎖の原因は何だ?①


気が付いたら、もう6月。
このブログも放置状態でしたが、なぜか放置している間も過去の記事を読んでくださっている方がいて、とても驚いています。
ブログのコミュニティからの訪問者が多いので、塾関係の方が読んでくださっているのかな?
と勝手に想像しています。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。

今日は書きたいことを書きます。
塾のお知らせやニュースなどは、Facebookにも載せているので
ここでは、あまり気を張らずに自分の思っていることを書きたいと思います。

思えば、前回の記事を投稿した1月末頃からから「コロナ」というフレーズをよく耳にするようになりました。
そして、学年末テストを終えたすぐ後に、一気にコロナの波が押し寄せて、私たちの心に重たい鎖のようなものを残していきました。
そこから先は、何をするにも鎖が引っかかって自由に動きが取れない状況が続きました。

コロナ禍の中で迎えた受験シーズン。
「学校が休みになって自由に勉強ができる!」と気丈に話してくれていた受験生たちも、心の中では小さな不安と闘っていたと思います。
立派な高校1年生になった今は、当時の気持ちなんて忘れているかもしれないけど、
私は、あの状況の中でも愚痴も言わず、ただひたすら黙々と問題に取り組み続けた彼らのことを忘れることはないと思います。

2月から3月にかけて、数日間の休校措置をとりましたが、私たちは無事に2019年度を終えることができました。

その後、春期講習から4月半ばまでの期間は比較的穏やかに過ぎていきましたが、北海道の状況は悪くなるばかりで、再び学校休校になるのは時間の問題だと覚悟していました。
そして、4月17日の緊急事態宣言。
学習塾は面積が広いところはダメで面積が狭いところはOKという、よくわからない区分けをされて、うちの塾も営業自粛を逃れられない状況になりました。
連休前だったこともあり、ゴールデンウィークを延長するかたちでの休校措置をとりました。
当初は学校の休校期間がいつまでなのか正式には発表されていなかったのですが、最悪5月いっぱいは休みになる可能性が高いと予測していました。

そうなったら、授業はどうする?
「学校が休み→塾にも行けない」という構図が重たい鎖となって、この先も苦しむことになるのか?そのとき、本当に苦しむのは、誰なのか?

金銭的な補償を受けて5月の1か月間を全面的に休校にするという方法もありましたが、それは「本質」とは、ずれているように感じました。
「学校がないのなら、塾で勉強をさせたい。」
そう考える人がたくさんいると思ったからです。

とにかく急ピッチで、ZOOMを使ったオンライン授業の準備を進め、連休明けに実際に授業を開始しました。
当然、塾に来て授業を受けたいという生徒もいたので、通塾組とオンライン組が同時に授業に参加できる方法を模索しました。
ネット環境、デバイスの問題、感染防止対策など、乗り越えなければいけないことは本当に山のようにあったけど、それでも「今できることをしよう」という気持ちで何とか実現することができました。
今回のような緊急事態でなければ、各家庭とのオンライン化をここまで急いで進めることはなかったと思います。
学習塾としてコロナ騒動によって失われたものもたくさんありましたが、オンライン授業だけは今後の展開を考える上でもプラスになったと感じています。


でも、なんだろう。
この重たい鎖は。


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