8月学力テストの結果を再分析

今年の8月学力テストの結果の詳細が判明したので、分析をしてみました。
余市町では8月の学テは町内の全学校の中1・中2生が受験します。
中3については、9月の学力Aと時期が近いためか、
実施する学校1校のみなので、
今回は主に中2の結果に注目してみました。

◆町内の中学校の 8月学力テスト(中2)の平均点

国語 52.5点  数学 40.8
社会 47.5点  理科 55.7点
英語 52.5点  合計 248.9点

やはり、数学・社会が低いですね。
数学は、全道的にも点数がとりにくい教科だとは思いますが、
100点満点中40点というのは、問題があると思います。
5科目の平均点が一番低かったC中学校では、
数学と社会の2科目の平均が30点台。
さらに、5科目の合計をみると、
200点未満の生徒が、少なくとも56~58%います。
学年の半数以上が、4割以下の得点率ということになります。

得点率という言葉を出すと、
「点数ばかり気にするのは良くない。」と思われるかもしれませんが、
試験の得点は、理解度をはかるためのものです。
「クラスの半分以上の生徒が、4割しか理解していない。」
「授業を理解している生徒が、半分もいない。」
と考えると、学力テストの結果については、重く受け止めるべきです。
一向に結果が発表されない『全国学力調査』よりも、
よっぽど重要なデータだと思います。 

学力テストは、成績に影響しないので力を入れていないという話も聞きますが、
どんなタイプのテストでも実力を発揮できる力をつけなければいけません。
特に、学校の先生が作成したテストと、
今回のような学力テストや、その先にある高校入試の問題は大きく異なります。
学テや入試では、ワークからそのまま出される・・・などということは、
絶対にあり得ませんから。
ちなみに、中2の塾生の結果は、

塾生64.867.774.580.271.7358.3
町内52.540.847.555.752.5248.9
+差12.326.92724.519.2
+109.4


こんな感じでした。
社会の平均は、町内平均よりも27点上でしたが、
それでも、この子たちならもっと上を目指せる信じています。
とにかくコツコツ努力する生徒が多い学年なので
これからも切磋琢磨しながら、力をつけていってもらいたいです。
本当に本当に心から期待しています。
他の地域の平均点は、どうなっているのかも気になります。
それから、通塾の有無に関わらず町内の子どもたちの学力向上に
何か役に立てることはないのか、いつも考えています。



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