停電で休講

木曜に発生した地震で大きな被害を受けた方々の生活が、
一日も早く元に戻ることをお祈りしています。

今回の地震の影響で、余市町も停電の被害を受けました。
地震発生の約20分後から始まった停電は深夜まで続き、
木曜の夜は、懐中電灯の明かりで過ごしました。

当初は、余市は震度4の揺れがあったものの大きな被害がなかったので
夕方までに停電は復旧するだろうと軽く考えていました。
実は地震当日は、中学生全学年と高校生は試験対策、
小学生は宿泊研修の振替などで
ほぼ全塾生が通塾の予定となっている特別な日でした。
学校は、朝早くにすぐに休校の連絡が入りましたが、
夕方から始まる塾は、停電さえ復旧すれば
問題なく授業を行うことができるので、
ギリギリまで判断を待つつもりでいました。

しかし、ラジオなどで伝えられる情報によると、
どうやらそんな状況ではないということがわかり、
12時半頃から休講の連絡をし始めました。

でも、この連絡がとても大変でした…
まず、固定電話が使えない。
ネットが使えない。
いつもならメールで一斉送信で済むはずが、
メインのパソコンが停電で使えなかったため、
主に携帯を使って、電話やメールで連絡をすることになりました。

しかし、時間が経つにつれて、問題が発生!
携帯の電波がどんどん弱くなっていったのです。
通話をしている最中に突然切れてしまったり、
相手の声は聞こえるのに、こちら側の声が届いていなかったり。
電話もメールも厳しい状況でしたが、
連絡がついた保護者や塾生がLINEなどで
他の塾生にも伝えてくださったので、
何とか乗り切ることができました。
友達や知り合い同士で通っている塾生がとても多いので、
今回は本当に助かりました。

LINEは、いろいろな社会問題にもなっていますが、
こういった緊急の状況での連絡手段としては、
とても役に立ちました。
(夕方頃には、そのLINEすら送受信できない状況になりましたが…)

電気が使えない状況を想像することはあっても、
実際に体験することは、滅多にないと思います。
電気がつかない!とか、プリントの印刷ができない!とか
そんなことは大したことではありませんでした。
やはり、情報が全く入ってこないことと、
連絡をとる手段がないことが、
最も大変だった点でした。
いつもテレビやネットから情報を得ていたので、
その2つが遮断されたことで、とても不安になりました。
停電中でも情報を提供してくれるラジオの存在がとても心強く感じました。
ちなみに、某会社のポケットWi-Fiは、
この地区では全く役に立ちませんでした。

緊急時にどのような問題が発生するのか、
今回の地震を通じて考えさせられることが
とても多かったです。
塾は金曜から通常通り授業を行なっていますが、
子どもたちも元気な様子を見て「通常」ということが、
こんなにも有難いものなのかと改めて痛感しました。

今もまだ停電や断水などが続いている地域の方々の
一日も早い復旧、復興を願っています。


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