学力Aテスト~各中学校の平均点~

中3生にとって、志望校決定の判断材料の一つとなる「学力Aテスト」の結果が出ました。
「学力ABCテスト」は、北海道のほとんどの中学校で行われている試験です。
9月学力A、10月学力B、11月学力Cと
三カ月連続で実施されるこの学力ABCは、現行の入試と同じ300点満点なので、
中学校でも志望校を決める三者面談の際にも、資料として使用されます。

まず、今回の学力Aの近隣の各学校の平均点は下記の通りです。
一番下は近隣中学校全体のおおよその平均点です。

全道の平均は、まだ判明していませんが近隣の中学校の結果を見ると、
数学、英語、理科の点数が低く、国語の点が高くなっています。

数学は、問題を見てもそれほど難易度が高いようには思えませんが、学力テストの様な形式に慣れていない生徒にとっては解きにくい問題だったのかもしれません。
学力テストや入試は、学校の定期テストのように「一つの式で一つの答えが出る」問題ばかりではありません。
「式を立てる→答えを出す→その答えを使って再び式を立てる」
と言ったように、何回かの段階を踏んで、正しい答えを出す問題もあります。
惜しいところまで行っているのに正解を導き出すことができなかった人は、
次のテストでは、『答えの先にもう一つ答えがあるのでは?』と疑って問題に取り組むようにしてみましょう。
(あと、単純な計算ミス、書き間違いも絶対しないこと)


英語は、答え方に悩んでしまう問題があり、その部分に時間を費やしてしまった人は、なかなか点数を伸ばすことができなかったと思います。
難しいというよりは、「これで本当に合っているのだろうか?」と悩ませる設問になっていました。
また、長文読解の中の設問であっても、英文の意味だけに囚われていると、
正しい答えを導きだすことはできません。
どの問題でも、正確な文法を問われているということを意識して丁寧に答えを書くようにしましょう。

理科は、基礎的な知識を浅く広く、聞かれているような問題が多かったと思います。
大問の数も多く、これまで学習した理科の知識が全体的に頭に残っているかどうかが、
点数を左右するようなテストでした。
つまり、「中3になっても中1・2年に学習した範囲をしっかり復習していた人」や
「中1・2年の定期テストのときに、知識が定着するまで丁寧に学習していた」人にとっては、点数をとりやすいテストだったということになります。

過ぎてしまったテストなので、点数を悔やんでも仕方ありません!
次の学力Bに向かって、自分に必要な勉強が何かをよく考えて学習を進めましょう。

今日、明日は2学期中間テストが行われます。
中3はもちろん、中1・中2もがんばって!!

過去の関連記事もお読みください→  2月学力テスト

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