究極の『絶対評価』
2学期期末テストも、ほぼ終了しました。
結果については、また改めてご報告します。
たった3校しか中学校がない町ですが、
テスト範囲は、毎回それぞれ異なります。
時々、びっくりするくらい範囲が違うこともあります。
もちろん理由は授業の進め方が担当の先生によって違うからです。
そして、テストの難易度も、かなり違います。
同じ科目でも学校間で1科目20点以上、平均点の差がつくことがあります。
生徒からは、
「学校の先生が、平均点を下げるために難しい問題を出したと言っていた。」
という話を聞いたこともあります。
そんな現状を目の当たりにすると、ふと考えてしまいます。
「教える人も、テストを作る人も、評価をする人も全員一緒って、変じゃない?」
ずっとそうやって来たのだから、疑問に思うのも変な話なのですが、
この状況こそ、究極の『絶対評価』ですよね(笑)
塾でも生徒のためにテストを作ることはありますが、
あくまでも、「本番で力を発揮するためのテスト」や「弱点を発見するためのテスト」という意味合いが強く、それによって生徒を評価することは、ありません。
考えてみると、塾の指導は、
学校のテストや模試など、『見えない敵』の動きを予測して闘っている。
一方で、学校の先生は、
『自分が作った敵』と闘う力を生徒に身に付けさせる指導を行っていることになります。
しかも、定期テストが終わったら、今度は自分の指導から生じた『結果』を自分で評価付けしなければならない。
もしも、平均点が40点というテスト結果になった場合、
最初から平均点を40点に想定してテストを作成していたら、
40点付近の生徒は「3~4」で、60点以上の人は「4以上」がつくのでしょうか?
逆に、平均を65点と予測して作っていたとしたら、
平均点付近でも40点以下は「2」をつけることになるのでしょうか?
どちらにしても、作った側の最初の「さじ加減」がわからないので、私たちは通知表の結果について正当かどうかの判断もできません。
この状況を野球に例えたら、
バッターは、生徒。
バッティングコーチは、先生。
ピッチャーも先生。
さらに、審判も先生ということになります。
これでは、公正に判断するのは難しいと思います。
絶対評価になってから、内申点のインフレが進んでいる原因も、
やはりこの辺にありそうですね。
絶対評価は変えられないとしても、定期テストは、せめて同じ学区の生徒は共通のものを使えば解決するのではないか、と思うのですが。
後志の教育局が作るとか!
学校の先生以外が作成したテストであれば、
公平性も保たれるし、先生の負担も減るし、
何といっても学校によって進度が速い、遅いということもなくなる。
良いことだらけのような気がするのは、私だけでしょうか?
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