全国学力テスト結果~教えてほしい、返してほしい~

教育委員会に、再度質問したメールの返信は、まだ来ません。

今回の件をきっかけに、全国の自治体がどのように「全国学力・学習状況調査」の結果を公表しているのか調べてみました。

北海道は、平成29年度はほとんどの市町村が同じテンプレートで、全国平均や全道平均との差を公表していました。↓


今回の結果については、全国との比較はもちろん人口や学校規模が近い市町村との比較も大切なことなので、北海道教育委員会のホームページがから全道の市町村の状況を確認できるのはとても便利でした。

「人口が多い市だから平均点が高い」というわけではなく、
小規模な小中学校しかなくても、良い結果を残している町村も数多くあります。
これまでのイメージと異なる発見も多く、興味深いデータだと感じました。

ちなみに、今回、それぞれの自治体の平均点やアンケート結果を確認しましたが、
その結果を見たからと言って、教育委員会がおっしゃっていたような『序列化』や『過度な競争』という言葉は頭には浮かびませんでした。

そんなことより、
「なぜこの地域は結果を残しているのか?」「どんな取り組みを行っているのか?」
そういったことの方が気になります。

膨大なお金と時間を費やして貴重な手に入れたデータです。
テストを行ったからには、データは広く活用されるべきです。
詳細を公表せずに、簡単に「全国より低い」「やや高い」「同じ」などの言葉で済ませるのは、やはり納得がいかないと改めて思いました。

H29年度は全道179市町村中、HPから確認できるのは174市町村。
確認できないのは、5つの自治体だけです。
(そのうち、後志は「余市」「仁木」「赤井川」の3町村。)

今年度の結果についても、詳しく分析を行い、ホームページなどでも公表し始めている自治体も続々と増えてきました。
今年は全国テストのアンケートを2学期以降の指導に活かすために、国は結果の発表を早めたそうです。

小6・中3の4月に行った調査なのだから、当然早い段階で本人にフィードバックするべきです。
なぜなら、次の4月からは中学生・高校生となり、学習のスタイルも生活も大きく変わってしまい、せっかく行った調査が本人には活かされないということに、なりかねないからです。

遅くとも2学期のはじめには、返してほしいですね。
えーっと、まだ、返ってきていませんが(笑)


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