隂山先生のお話のまとめ。

余市町PTA連合会主催の教育講演会に行ってきました。
「子どもの可能性」というパネルディスカッションの講師として、
隂山メソッドの隂山英男先生とソフトバンクのCSR統括部長の池田昌人さんが、余市町にいらっしゃってお話をしてくださいました。
(カバンに入っていたので、くしゃくしゃでスミマセン・・・)

とても勉強になりました。
隂山先生のお話のすべてが「そう、そう!」と自然に頷いてしまうものばかりだったのですが、なんといっても説得力があるのは、データに基づいた話をされているということです。
教育現場で実際に行った指導の結果をきちんとした数値で示すことで、学校側の取り組みとその成果の因果関係がはっきりと伝わってきて、
何となくモヤモヤしていたものが、すーっと晴れていく感じがしました。
久しぶりに理想論ではない、教育論を聞かせてもらいました。
小学校では「学力を上げたからと言って、学校生活が充実したものになるわけではない。」「勉強よりも、勉強以外から学ぶことの方が大切で、尊い」という考え方が主流なのかと思っていましたが、でも実際は、学力を上げるために思いっきり力を注いでいる学校や先生方が、全国にはたくさんいるんですね。
学力向上は、子どもたちの幸せに繋がって、さらに先生方の幸せにも繋がるという話を聞いて、とてもスッキリしました。

様々なお話を聞きましたが、隂山先生が一番強調されていたのは「集中力の大切さ」だと思います。
『集中して勉強をして、学力を身につける』のではなく、
『勉強をすることで、集中力を身につける』のだそうです。
集中力は、社会に出てからも確実に自分の役に立つものです。

なので、学校は集中力を身に付ける場でなくはいけません。
「集中してやるから、集中力が身につく。」
「だらだらしてやったら、だらだらが身につく。」
ごく当たり前のことですが、やり方や やらせ方については、私も反省すべき点があると感じました。
何をやらせるか(学習内容)よりも、どうやらせるか(学習方法)の方が大切で、指導者は常にもっと良い方法がないか、考えなければならないと痛感しました。
指導方法の話の中で、アクティブラーニングの話に少しだけ触れていましたが、そのあたりはもっと詳しく聞きたかったです。

いろいろな質問もしたかったのですが、時間の関係で聞くことができませんでした。
ほんとは、『全国学力学習状況調査』についても、質問したかったのですが・・・。

次に続く。


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