部活の目的って…なんだ?

塾を始めてからの長年の疑問があります。
一生懸命がんばっている子たちを前にして、
あまり大きな声では言えませんが・・・

「部活って、なんで毎日あるの???」

毎日あるのがダメって言うことではなくて、
なぜ、同じ部活動を毎日やらなければいけないのか?ってことです。
当然、「もっと強くなるため」とか「試合で勝つため」には
毎日の練習が欠かせないんでしょうけど。

でも、そもそも中学・高校の部活動の本来の目的は何なのでしょうか?
まさか、「大会で良い成績を残すこと」ではないですよね?

ひたすら強くなることや上手くなることを追求するのが、
学校の部活動の本来の目的ではないと思います。
学校という全員が必ず通う場所で、
勉強以外の「スポーツ」「音楽」「芸術」などに触れる機会を作ってあげることだって
大切なこと。

例えば、こんな感じで放課後を過ごす選択肢があっても良いと思うのです。
    ↓
(月)バスケットを楽しむ。ドリブルシュートを教えてもらう。
(火)フルートに挑戦。音が出るようになった。
(水)図書館で本を読んだあと、自宅で自主学習。
(木)先生に習って油絵を描いてみる。
(金)グラウンドで走り込みと、筋トレ。

放課後は、子どもたちにとって宝物のようなスペシャルな時間です。
(大人になったら、放課後なんてないので・・・)
学校が終わってから、家に帰るまでの数時間でチャレンジできることは
いくつもあります。
運動が好きな子なら、一つのスポーツではなく様々なスポーツをやってみるのも良いと思います。
そこで自分に合ったスポーツを見つけられれば、
一生楽しむことのできる趣味を手に入れることになるのです。

ブラック部活という言葉がありますが、
実際に平日はもちろん、土日も部活動を行っている学校は少なくありません。
中高生だって、家族と過ごしたり、旅行をして見聞を広めたりすることも
大切ですよね。

今の小学生の保護者や子どもたちに話を聞くと、
スポーツや音楽は好きだけど、体力面や勉強との両立が心配で、
帰宅部(無所属)を選択しようと考えている人もいるようです。

今の状況では、部活動は
「全くやらない」か「がっつりやるか」の2択ですよね。

そんな人のために週に1~2回しか活動しない部活動があればいいのに。

一般的に練習時間が長いとされている、スポーツ系の部活や吹奏楽なんかも、
大会やコンクールを意識しなければ、可能なのでは?
1つの部活に固執せずに、他の部活との掛け持ちも可能になります。
それが実現したら、部員不足の悩みも解決するし、
さらに練習時間は減って、学校の先生も少しは楽になるんじゃないのかなあ。

関連記事もお読みください。
「余市町内の部活動について」



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